おとうさんといっしょ (新潮文庫 か 51-1)
posted with amazlet at 08.11.27
川端 裕人
新潮社
売り上げランキング: 226748
新潮社
売り上げランキング: 226748
★★★☆☆
ものを考えるには、適当に怠ける必要がある。そのための時間がなくてはならない。
木と木が近接して立っていると互いに存分に枝を伸ばすことが難しい。離してやらないと大木は育たない。同類が近くにいることは便利なことよりも、むしろ不都合なことの方が多い。
本はきっかけになればよいし、走り出させてくれればそれでりっぱな働きをしたことになる。そういう読書もある。
大きな木下には草も育たない、という。大木はすばらしい。寄らば大樹のかげ、という言葉もあるくらいである。近づきたいと思うのは人情であろう。.........圧倒されそうな影響をもっているものには不用意に近づかないことである。近づいてもながく付き合いすぎてはいけない。
たったひとことがその後の三十年を変えることがある。そのひとことをいつか聞き逃さないようにしてください。151頁
音楽とはなんだね。きみ、時間の芸術だよ!156頁
この時計みたいな街で、ぼくは歯車のあいだにはさまった糸くずのような気分です。313頁
ひとはなにかをなくせばなくなったそこからやっていくほかないって